
だから僕は音楽を辞めた
とある消えたバンドマンの話
この度は動画を見つけてくださり、
閲覧頂き、誠にありがとうございます。
始めは千(ユキ)主体の動画で考えていたのですが、
「落ち着いた性格で執着も無く、何処か飄々とした大神万理だってまだ発展途上の学生時代や若い頃には 好きなものに葛藤し、将来に迷い、注目され過ぎる近しい存在に多少なりとも劣等感を抱くことはあったのではないか」
と考えるようになり、この動画の作成に至りました。
【ざっくりプロフィール】
▼びすこ
今回の発案及び構成・編集担当。
Re:vale限界オタク。
今回、この動画を通して自分の限界オタク具合を知る。
文字が多めの生粋のオタク。
絵が描けないので、このように動画で同人誌を作っている。
https://mobile.twitter.com/bisukok5u4
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【解釈的なこと】
※小説じみていますが小説はほぼ書いたことがありません。
限界オタクなので言葉が溢れて止まりませんでした。
Re:valeが大好きです。

曲のスタート時、万理の振り向きは千斗に呼ばれたからです(00:32〜00:33)
いつも通りの事務所。
「万」
居ないはずの千の声がした。
「え?」
弾かれたように振り返るとそこには自分が一番よく知る昔の千が居た。
「どうしたの、万」
ハッと我に返る。
一瞬、時が止まったような。
違う時を見ていたような…。
肩よりも短い髪を揺らしながら
「なんでもないよ」と駆け寄り、
隣りを歩き出す。
さあ、未完成な彼らの軌跡の始まりです。

サビ歌詞「あんたのせいだ」
1番)万理→千
2番)千→ファン に向けています。
1番)万理→千side
色々と巻き込まれたり葛藤する万。
でも、違う。
悪いのは千じゃない。
千を叱りながら、心のどこかで思っていた。
ありのままの千でいい。
自分だけ理解してやれればいい。
何があっても、自分が傍にいてやればいいと。
千と世界を繋げる役目を果たすふりをして、
自分に甘える千の眼差しが心地良くなっていた。
嬉しくなってしまった。
最初から許してしまっていた。
[万理一空 引用]
だから、曲の1番〜2番に入る所は、
万理は「お前のせいで…!」と遂に言葉が出そうになりますが、ハッと我に返り、
口元を抑え「違うだろ、千のせいじゃない…」と首を横に振ります。
いつもと違う様子の万に「どうしたの?」と千は尋ねますが、
顔を上げた時にはもう『いつもの万』で。
「なんでもないよ」と笑います。
千は、万の言葉に何一つ疑問を持たずに「そう」と軽く返し、そのまま前を見つめますが、万はどうしても曲の初めのようには前を向けず、
俯きながら心の中で葛藤します。
しかし、千はそんな万の心情も知らずに、いつもと変わることなく踊ります。
そんな千を見ながら「何やってんだ、俺……」と万は無理矢理 心の荷を軽くするかのように息を吐きながら2番に入ります。
1:45〜2:00はそんな描写です。
00:52辺りの入れ替わりとの対比を見てほしいです。

2番)千→ファンside
勝手に好き勝手言う周り。
もうたくさんだ。
「お前のせいだ……!」
そう言いかけ、手を振り上げた所で万に腕を掴まれる。
「だめだよ、千」
万は千の気持ちを宥めるかのように、
ゆっくりと手を下ろす。
「くそ……」
頭を振りながら煮え切らない想いに思わず声がこぼれた。

歌詞「い つか死んだらって思うだけで胸が空っぽになるんだ」
真っ直ぐで不器用な千。
そんな千に万は手を伸ばしますが
途中でその手を止めてしまいます。
「いつからだ」
気付いてしまった。
孤高だった千が、ことあるごとに自分を振り返るようになっていたことに。
苦虫を噛み潰したような顔をしながら
万理は自分の手を見つめた。

歌詞 「幸せな顔をした人が憎いのは
どう割り切ったらいいんだ
満たされない頭の奥の化け物みたいな
劣等感」(2:17〜2:31)
取り囲むファン。
「千くんの作る歌ならなんでも好き!」「千くん、最高!」「大好き!」
薄っぺらい評価。
音楽のことなんて、全然わかってない。
曲の感想も無い…。
もう、うんざりだ
「うるさい…!」と口を開こうとした瞬間、万に肩を押された。
「今日もありがとう。いつも嬉しいよ」
ニコッと微笑む。
女の客は「きゃー!」と嬉しそうに声を上げながら手を振ってくる。
そんなファンたちに万は会釈しながら
「ありがとうね」と優しく声をかけ、
その場を後にする。
「悔しいよ…」
万に肩を押されながら吐き捨てるように呟いた。

(あぁ、まただ……)
万理は笑っていた。
その貼り付けた仮面は、いつもの顔だ。
「千くん」「千」
求められているのは、いつも俺じゃない。千だ。
勿論、千のことは出会った時から変わらず好きだ。
好きだけど、
(さすがにちょっとキツイかな……)
…俺らしくない。
違う。
俺らしくないってなんだ。
横をチラリと見やると、大好きな相方は今にも噛みつきそうな勢いで前を睨んでいた。
「今日もありがとう。いつも嬉しいよ。」
そう言って俺は笑う。
化け物みたいな劣等感

踊りの表現
1番は、Re:valeの始まりと万の葛藤
2番は、千がファンや周りによって苦しむ様
を表現しています。
千「僕は僕が愛されなくたっていい。僕の歌だけ、神様にも虫にも愛してほしいんだ」
要するに「僕の歌(千の歌)」とは、
千の魂そのものだ。
そんな千斗は、音楽なしでは生きていけない千ではなく、
いつの間にか、万理がいないと生きていけない千になってしまっていた。
(千「万がいなきゃ(曲が)出来ない」)
そうして大神万理は
誰よりも音楽を愛し、
音楽がないと生きていけない天才 のために
姿を消したのだ。
【 小話 】

メインのスタジオ
どうしても下町の雰囲気のある自然光の入るスタジオが良くて、
めちゃくちゃ探して発見。
「撮影本番前に様子を見に行こう」
と練習しにスタジオへ…。
すると強烈な日光に負ける我々。
無慈悲な蛍光灯。
でも、どうしてもこのスタジオが良いので悩んでいると
「ライト買おう」とせるさん。
「踊り辞めるんでしょ!?」
驚いて聞くと
「いいんだよ、2本買おう」だってさ。
おかげで素敵な動画になりました。
めちゃくちゃ笑った。好き。

九条の名刺
どうしても九条の名刺が欲しかったんですが、アニメで出てきたことを
全く覚えてなくて…(笑)
でも、なんか何処かで見たような気がしたので探しまくったら作中で見付けて、
ソレを元に名刺のデータを作成しました。
が、機械音痴過ぎて最初に印刷したら
A4サイズの大きな1枚のまるでプラカードのように自己主張の激しい物が出来上がってしまい擦り直すことに…。
お陰様で世界で一番破り捨てたい名刺が
11枚も出来上がってしまいました。
解せぬ。

落ちるライト
Re:vale担のトラウマ。
絶対欲しかった。
これが無ければ万さんのことは語れないと思った。
でも、「どうしたらそう見えるのか」めちゃくちゃ思案しました。
結果、「このスタジオなら確か上から物を吊るせたはずだ」とスタジオを予約したが全く吊るせず。
どうしようかと思案した結果、
びすこの天才的発想によりなんとかなりました。
撮影した動画を見た我々
「めちゃくちゃキツイ」

「聖地に行きたい」
「折角、彼らの聖地が分かっていて、ロケができるのであれば行きたい」
「いいよ」
ありがとう、せるさん。
おかげで最高の海と江ノ電、
彼らの過ごした日々を残せました。
全員が全員、最高に楽しくて、最高に熱くて、最高にRe:valeが大好きだった。
撮影の帰り道、例の踏切を見て、
カレーを求めて永遠に歩きながら
「本当に楽しかった、ずっと楽しかった」と互いに言い合いながら笑いました。

撮影者さん①
聖地撮影に付き合ってくれたWASAOさん。
遠いのに朝早くから駆けつけてくれて、
最高の動画と写真を収めてくれました。
二人して大興奮。
本当に凄かった。
終わってからこの動画を公開するまで
いつまでも私に思いの丈をぶつけてくれた。
めちゃくちゃ嬉しかった。
私は、あなたと一緒に作品を作れて幸せです。
ありがとう。

撮影者さん②
メインの撮影をしてくれたayn。完全なリア友である。前回、A3のおどみたを撮ってもらい、そのセンスに惚れる。天才だ……。
ちなみに彼女は動画の撮影経験は無いし、なんなら作品知らないのに巻き込んだ私は最高に最悪である。
LINEで最高の感想をくれて私を夜道で泣かせた人。好き。

ファン
「絶対3人欲しい」とずっと決めており、
協力をお願いしました。
服装も全員が被らないように調整。
1)出待ちしちゃうタイプ
2)「ユキくんの作る音楽ならなんでも好き!」と本人に伝えて千を苛つかせるタイプ
のファンをお願いしたい、と伝えると皆、私のイメージ通りで来てくれました。
本当に感謝……絶対必要だった……
駆け付けてくれて本当にありがとう。

折笠千斗
せるさん。
彼女がいなかったら私はこの動画を作れませんでした。
「もう踊らない」と言っていた彼女に
断られること承知でお願いした。
結果、まさかのOK。本当に嬉しかった。
「命を燃やすように踊ってほしい」
そうお願いして、本当に素晴らしいものを残してくれました。
そして、何処までも付き合ってくれて…
この動画のために会議は勿論、
撮影だけでも合計4回も撮影しました(笑)
色々と懐かしい……
本当に楽しかった。
コスプレしててくれて、
踊りと向き合ってくれて、
アイナナを好きでいてくれて、
私と出会ってくれて本当にありがとう。

大神万理
私だ。
私は、万さんとは正反対の人間なので
色々大変でした。
というか千斗の気持ちが分かり過ぎるから
「大神万理!(怒)」ってなります。
まぁ、好きなんですけどね。(笑)
落ち着いた性格で飄々とした雰囲気、
しかし、今ほど成熟していない万さんの、その際どい部分を表現するのは非常に悩みました。
子供過ぎないけど、まだ大人じゃない未完成な彼を描くのはすごく難しいけど、
すごく楽しかったです。
これからもキャラを愛し、考察し続けたいと思います!
もしまた何処かで見掛けた際は、
ご覧いただけるととても嬉しいです。
Twitter
【 未完成な彼らの軌跡 】
